彼の地では“バグアイ”、“フロッグアイ”、そして日本では“カニ目”という愛称で親しまれている小さなスポーツカーが誕生してから、今年で50年になる。世界で初めて“大衆のために”作られた、この安価で高性能なスポーツカーは現代にまで連綿と続く、オープン2シーター・スポーツの原点となった。そんな経緯ゆえか、スプライトはある意味で“ベーシックで保守的な”スポーツカーと捉えられがちだ。しかし、その成り立ち、背景を丹念に辿っていってみるとこのクルマの出現がスポーツカーの歴史にとってとてつもない革命であったことに気が付かされるのだ。
AUSTINHEALEY SPRITE 50YEARS
http://www.car-mag.jp/mag/index.html